【婚活・結婚】「ジェンダー別の役割が不安で結婚をためらう」20~30代未婚女性の3人に1人、男性は4人に1人

タメニー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、証券コード:東証グロース6181)は、20~39歳の未婚男女2,400人に対して、「ジェンダー別役割」に関するアンケート調査を実施しました。

<調査背景>
内閣府が毎年作成している「男女共同参画書」が6月14日に公表されました。人生100年時代における結婚と家族をテーマに特集が組まれ、コロナ禍を経て変化する世の中においていまだ男女共同参画が進まない現状をデータと共に紹介しています。
調査によると専業主婦世帯は夫婦のいる世帯全体の23.1%であり、夫も妻も外に出て働く家庭が8割を占めています。共働き世帯は年々増加の一途をたどり、昭和の時代の家庭像はもはや多数派ではなくなっていることが分かります。
また、30歳時点での未婚者の割合は女性が4割、男性が5割ほどで、そのうち男女共に4人に1人が結婚したくないと回答しています。理由としては、男性は「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」が36.0%、女性では、「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」が38.6%となっています。男性は主に外で働いて家庭の収入に責任を持ち、女性は家事・育児、介護を負担しながらパートなどで働きに出るといったジェンダーによる役割分担に、男女共に不安を感じていることが分かります。特にこれから結婚する世代にとって、この役割分担こそが結婚の障壁の一つとなっているのではないでしょうか。
20~30代の未婚男女を対象に、ジェンダーの役割分担についての意識調査を行いました。

  • 「自分たちの世代は性別による格差の影響をそれほど受けていない」20~30代の独身男女のおよそ4人に1人

20~30代未婚男女2,400人に、自分たちの世代は性別による格差の影響をそれほど受けていないと思うかどうか聞いてみました。

男性だから、女性だから、と性別によって役割を分けられるシーンで性別間に損得が生じることがあります。そういったジェンダーによる格差も昭和や平成に比べて見直される機会が増えてきました。近ごろはネットやテレビなどでジェンダー問題として議論されるケースもよく見られます。
これから結婚する若い世代の未婚者たちは性別による格差をどの程度意識することがあるのでしょうか。

男性の26.4%(「そう思う」8.0%、「ややそう思う」18.4%)、女性の26.1%(「そう思う」6.8%、「ややそう思う」19.3%)が「自分たちの世代は性別による格差の影響をそれほど受けていないと思う」と回答しました。男女共におよそ4人に1人が、性別による格差を受けていないと感じているようです。
一方で男性の30.8%(「そう思わない」16.4%、「あまりそう思わない」14.3%)、女性の37.6%(「そう思わない」16.3%、「あまりそう思わない」21.3%)が性別による格差の影響を受けていないかどうかについて「そう思わない」と回答しました。男女共におよそ3人に1人が、性別による格差を受けていると感じていることが分かりました。

男女共に、性別による格差の影響を受けていると感じている人の方が多い結果となりました。

 

  • 今後のライフステージにおいてジェンダーの役割分担に不安を感じている女性は49.6%、男性は28.8%

さらに、仕事(就職・転職・キャリアアップ)、結婚、子育てなど今後のライフステージにおいて、ジェンダーの役割分担に不安を感じることはあるかどうか聞いてみました。

女性については「不安を感じることがある」(24.5%)、「どちらかと言えば不安を感じることがある」(25.1%)をあわせた49.6%が不安を感じていることが分かりました。
男性で「不安を感じることがある」と回答した人は女性より20.8ポイント少ない28.8%でした。

結婚、出産、さらに家事・育児を担い、家庭のためにキャリアを諦めざるを得ない女性が多い中で、ライフステージにおいては、男性よりも女性の方が性別による役割分担の影響が大きいということなのかもしれません。

 

  • 男性の4人に1人、女性の3人に1人が「ジェンダーの役割分担に不安を感じて結婚をためらったり、希望を持てないことがある」と回答

さらに今後のジェンダーによる役割分担に不安を感じて結婚をためらったり、希望を持てないことがあるかどうか聞きました。

男性の26.8%(「結婚をためらったり希望を持てないことがある」11.0%、「どちらかと言えばある」15.8%)、女性の36.3%(「結婚をためらったり希望を持てないことがある」18.1%、「どちらかと言えばある」18.2%)が「ジェンダーの役割分担に不安を感じて結婚をためらったり、希望を持てないことがある」と回答しました。
男性の4人に1人、女性の3人に1人が結婚生活におけるジェンダーの役割分担に不安を抱いていることが分かりました。

今後はより一層ジェンダーによる役割分担のプレッシャーをなくしていくこと、男性も女性も関係なくお互いが協力しあって家庭を築き上げていくことが重要となってくるのかもしません。そのためには、自身の中にあるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に向き合ってみる必要があるのではないでしょうか。

「ジェンダー別役割」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~39歳未婚男女 2,400名
集計期間:2022年6月6日~7日
調査機関:自社調査

 

詳しくは(こちら)から!

2022年6月22日 MarryArt マリー アート 広報部

 

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