【婚活】結婚したいのに婚活しない理由とは?独身男女406名にアンケート調査

結婚するには婚活が近道。そうはいうものの、結婚願望はありながら婚活をしたことがない男女は少なくありません。「婚活しようと思っているけれど気が重い」「近くに婚活をしている人がいない」など、人によって婚活に後ろ向きな理由はさまざまでしょう。

株式会社ネクストレベル(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:田中大洋)が運営するマッチングアプリ大学)では、結婚願望があり、現在特定のパートナーがいない20~40代前半の独身男女406名に対し、「婚活をしているかどうか」についてのアンケートを実施。「現在婚活をしているか」「婚活をしていない場合はなぜしないのか」など、結婚を望む気持ちと婚活の関係性について調査しました。

「婚活をしようか迷っているけれど、なぜか気が進まない」という方は、ぜひこちらの記事で同じような立場の方の意見を読み、参考にしてみてくださいね。

  • 結婚願望あるが婚活してない独身男女は71.7%

結婚願望がある男女の中で、婚活を行っている割合はどのくらいなのでしょうか? 結婚願望はあるがパートナーがいない20〜40代の独身男女の方に、「現在、結婚相手と出会うために婚活を行っているかどうか」を尋ねてみました。

アンケートでは、現在すでに婚活を行っている「はい」が28.3%、それ以外の現在は婚活を行っていないという回答が71.7%でした。つまり7割以上の男女が、結婚を望んでいるけれど現在進行形で婚活はしていないということです。

婚活を行っていない人の内訳としては、「いいえ」が37.5%、「いつかはしたいが行動はしていない」が34.2%でした。

これらの人は、なぜ婚活をしないのでしょうか?婚活をしない理由についても質問してみました。

  •  婚活しない1番の理由は、婚活するほど結婚願望が高くない

まずは、前章で「いいえ」と回答した人の「婚活をしない理由」から見ていきましょう。

「婚活するほど結婚したいとは思わない」が25.1%と、全体の4分の1を超え最多の理由でした。続く「婚活にかけるお金がない」「婚活にかける時間がない」が同率で11.9%、「婚活しても良い人に出会えそうにない」は11.2%と、この3つに関してはほぼ同数です。

男女に分けて見てみると、「婚活するほど結婚したいとは思わない」は男性26.5%、女性24.4%で大きな開きはありませんでしたが、そのあとの3つの理由には男女で差が見られました。

男性は「婚活にかけるお金がない」は18.4%、「婚活にかける時間がない」は12.2%、「婚活しても良い人に出会えそうにない」は8.2%と、お金の問題を理由に挙げる人が多くなっています。

それに対して女性は、「婚活しても良い人に出会えそうにない」が12.8%、「婚活にかける時間がない」が11.7%、「婚活にかけるお金がない」が8.5%です。女性はお金や時間よりも、婚活への期待の薄さを理由に挙げる方が多い状況でした。

  • 「結婚願望の強さ」と「婚活状況」には負の相関関係あり

婚活しない理由としてもっとも多かった回答は「婚活するほど結婚したいとは思わない」でした。そこで、結婚願望の強さと婚活への意欲に関する相関性を調べてみました。

「現在、結婚相手と出会うために婚活を行っているかどうか」のアンケートにおいて、「早く相手を見つけてすぐにでも結婚したい」と回答した結婚願望の強い人は53.6%がすでに婚活を行っており、まったく行動をしていない方は17.8%に留まっています。

反対に、「良い相手がいれば結婚したいが、出会えなければ結婚できなくても良い」と回答した、比較的結婚願望の弱い方は50.4%が婚活をまったく行っていません。

双方の中間にあたる「すぐではないが、いつか誰かと絶対結婚したい」と回答した方は、29.9%が婚活中、34.1%がまったく婚活をしていない状況であり、ほぼ同じ割合でした。

このことから、結婚願望と実際の婚活状況には負の相関関係があるといえそうです。

  • いつか婚活したいが今は婚活しない理由は「婚活にかけるお金がない」が最多

次に、「いつか(婚活を)したいが行動はしていない」と答えた人の「いま婚活をしない理由」を見ていきましょう。

「婚活にかけるお金がない」という理由が52.2%で最も多く、続く「婚活にかける時間がない」は40.4%でした。

男女別に見るとどうでしょうか?

女性は「婚活にかけるお金がない」が43.1%、「婚活にかける時間がない」が36.9%でそれぞれの差が10%未満なのに対し、男性は「婚活にかけるお金がない」が60.6%、「婚活にかける時間がない」が43.7%で、15%以上の開きがあります。

やはりここでも、男性の方が金銭的負担を理由に挙げる方がより多い結果です。婚活ができない理由に金銭的負担を挙げる男性が多いのは、一般的に男性のほうが婚活料金が高いのが要因なのでしょうか。

  • 「経済状況」と「仕事の忙しさ」で婚活する余裕がない傾向

いつか婚活したい人が今は婚活をしない大きな理由は、「お金」と「時間」だということが分かりました。それらを婚活しない理由として挙げた人の、詳しい理由を見てみましょう。

【お金に関する理由】

結婚したいのですが、家庭を築くうえでお金の問題は大事だと思っています。しかし、恥ずかしながら収入が少ないので婚活に踏み込めずにいます。(34歳男性/和歌山)
稼ぎが少ないので、婚活にお金をかけても無駄に終わりそうでリスクを負いたくないから(33歳男性/千葉)
現在の収入では行動は難しい状況です。恋愛経験が少ないため様々なサービスを駆使するべきなのですが、そういった恋愛や結婚に関するサービスに使うお金がありません。(26歳男性/大阪)
非正規雇用のためいつ解雇されるか分かりません。結婚しても生活できるかどうか不安があります。(45歳男性/新潟)
収入的に今の生活で精一杯です。将来について考える上でも金銭的に不安があります。(37歳男性/北海道)

【時間に関する理由】

仕事が忙しくて暇がない(27歳男性/佐賀)
婚活をするとそこに時間をかける必要があるため、積極的にしてみたいと思えない(30歳男性/神奈川)
仕事が忙しく疲れており、休日に婚活をする気になれない(31歳男性/大阪)
仕事が忙しくて暇がほとんどない(31歳女性/栃木)
仕事や趣味で忙しく、休みの日もあまりゆっくり人と会おうと思わない(32歳女性/長崎)

金銭的な負担を理由に挙げた男性のコメントを見ると、婚活にかかる費用だけでなく、結婚後の生活費も見据えていることがわかります。現在の経済状況が安定しない不安から、「婚活にお金を使えない」という結論に至っている人が多く見られました。

また、時間に関する理由を挙げた方の大半が「仕事の忙しさ」についてコメントしています。婚活に時間を取られると、趣味などに時間を使えないことが懸念される点も婚活に積極的になれない理由のようです。

  • 婚活する気がない人は「婚活に対して否定的な見解」を持っている傾向

現在婚活していない人全体で見ると、時間や金銭的な負担を理由にする人が多い状況でしたが、「いいえ」と回答した“まったく婚活する気がない人”に関しては、婚活自体に対して否定的な意見も多く見られました。具体的には次のような内容です。

恋愛結婚を望む私にとって、結婚を目的にしている人とは性格が合わない気がしました。(28歳男性/東京)
婚活の場には結婚に真剣な人しかいないため、今の自分とは結婚に対する温度感が違うと思うから。(34歳男性/神奈川)
私は「結婚願望があるから婚活する」という考えを持たないから。結婚を目的にすると、焦ってしまい良い結果にならないのではないかという懸念もある。(35歳男性/愛知)
まだどんな異性が好みかはっきりしていないので、実際に会っても交際につながるとは思えない。(32歳女性/茨城)
「婚活=相手を品定め」というイメージがある。自分がそれを行うことも、自分が相手からそうされることも避けたいから。(34歳女性/京都)
婚活の場は結婚に対する熱意がある人が多く集まるので、相手に求める条件も厳しいイメージがある。(20歳女性/広島)

コメントでは、婚活に対する嫌悪感ともいえるような否定的な見解が目立ちました。婚活への期待の薄さも感じられます。彼らがこのように否定的な意見を持つのには、何か理由があるのでしょうか?

  • 現在婚活していない男女の4人に1人が、過去に婚活を経験

婚活しない理由についてさらに詳しく知るため、現在婚活をしていない人( 「いいえ」「いつかしたいが行動はしていない」の回答者)に対し、過去の婚活経験について尋ねてみました。

その結果、現在婚活をしていない人のうち25.4%が過去に婚活した経験があることが分かりました。およそ4人に1人が、以前は婚活していたにも関わらず、現在は辞めてしまったという状況です。

では、なぜ婚活を辞めてしまったのでしょうか。

  • 婚活をやめた1番の理由は「良い人と出会えなかったから」で55.4%

現在婚活をしていない人( 「いいえ」「いつかしたいが行動はしていない」の回答者)の中で婚活経験のある方に対し、さらに「婚活をやめた理由」について尋ねてみました。

婚活をやめた理由で最も多いのは「良い人と出会えなかったから」で55.4%、次に多いのは「うまくいかず嫌になってしまった」で54.8%です。具体的な理由についても聞いてみました。

  • 婚活を辞めた理由は「出会えない」だけでない個人のさまざまな事情が影響

過去に婚活を経験した人のなかでも、「良い人と出会えなかったから」「うまくいかず嫌になってしまった」と回答した人に対して、婚活を辞めた詳しい理由を尋ねてみました。

街コンに行ったがおしゃべりするだけで何も発展せず、やっても上手くいかないと思った。(26歳男性/神奈川)
収入が減ったため、すぐに結婚や恋愛をすることを考えられなくなったため。(32歳男性/福岡)
交際が長く続かなかったので、今後も結婚となると難しそうなので辞めました。(34歳男性/神奈川)
アプリでの婚活を数回試したことがあるが、自分の性格に合っていないと感じたから。具体的には相手の素性が分からないことや、会って数回で結論を急がなければいけないような気がしたこと。相手云々ではなく自分の性格に合っていないと感じた。(32歳女性/東京)
婚活目的で異性と仲良くなることが難しかった。(28歳女性/大阪)
まじめに婚活している男性の年齢層は高く、自分の希望の年齢層の男性は結婚希望というよりは恋人が欲しいという感じだったので希望が一致しなかった。そのうち、「結婚」目的で知らない人に出会いに行くことが嫌になり、仕事も忙しくなったタイミングだったのでやめた。(27歳女性/福岡)

「関係が発展しない」「タイプの人に出会えない」以外にも、さまざまな理由が見られました。結果的に良い人に出会えなかった、上手くいかなかったというのは事実だと思いますが、思い通りの出会いが得られなかった要因としては人それぞれ様々な事情があるようです。

なかには、「親がお見合い話を持ってきたので仕方なく」「なぜわざわざ好きな人を作る必要があるのかわからない」など、そもそも出会いを探すことにあまり乗り気でないと読み取れる意見も見られました。

やはり婚活をしない理由の根っこにあるのは、結婚願望がそこまで強くないということなのかもしれません。

  • まとめ:婚活には「結婚したい」という強い意思が必要

今回のアンケート結果からは、次のことが分かりました。

・結婚願望はあっても、婚活しない男女が7割
・婚活するか否かは、結婚願望の強さに比例する
・お金や時間がないことも婚活しない理由として多い
・婚活しない人のうち25%は、過去に婚活経験あり

近年、さまざまな婚活サービスが増えるとともに婚活で出会って結婚した夫婦も増え、「婚活」自体が特別ではない風潮になりつつあります。けれどそんな中でも、約7割が「結婚したいのに婚活していない」という現状があることがわかりました。

婚活しない理由としてもっとも多かったのは「婚活してまで結婚したくない」という理由で、その裏側には婚活に対する嫌悪感や、過去に経験した婚活がうまくいかなかったことが関係していることも見えてきました。

また、「結婚にかけるお金がない」「結婚にかける時間がない」という理由から、婚活をしたくても出来ない状況にある独身男女も少なくないことがわかりました。

「出会いを増やすために婚活は有効」「婚活が結婚への早道である」ということは、おそらくほとんどの独身者が理解していることでしょう。ただその婚活を結婚相手が見つかるまで続けていくには、「絶対に結婚したい」という強い意思が必要だということなのかもしれません。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:結婚願望あり・恋人なしの20〜40代の独身男女
アンケート母数:男女406名
実施日:2022年7月6日~7月20日
調査実施主体:マッチングアプリ大学(https://jsbs2012.jp/
調査会社:株式会社ネクストレベル

詳しくは(こちら)から!

2022年12月19日 MarryArt マリー アート 広報部

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