【異性】男女564人に大調査!職場で「ジェネレーションギャップ」を感じた瞬間トップ10

年齢が離れた人と仕事をしていて「ジェネレーションギャップ(世代間ギャップ)」を感じた経験はありますか?


株式会社ネクストレベル(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:田中大洋)が運営する『ミライのお仕事』では、社会人経験がある男女564人を対象に、年上・年下に対する職場でのジェネレーションギャップについてアンケート調査を実施しました。


若手の皆さんには先輩との間にある価値観の違いを、先輩の皆さんにも若手に対する違和感や疑問をそれぞれ聞いています。同じ世代の声には「わかる、わかる!」とうなずけるかもしれませんが、別の世代からはハッとする意見もあるかも!?

若手に対して、ジェネレーションギャップを感じたことはありますか?

まずは社会人経験がある30歳以上の男女423人に、職場の若手に対してジェネレーションギャップを感じた経験があるか聞いてみました。

30歳以上の約4人に3人が、若手に対してジェネレーションギャップを感じたことが「ある」と回答しました。

若手に感じる価値観のズレの1位は、口頭連絡をしないこと

実際にどんなところでジェネレーションギャップを感じているのか、若手に対してネガティブな意味で感じている価値観のズレTOP10はこちらです。

1位は「連絡が口頭ではなくLINEやメールばかりなこと」で、約30%が若手と連絡手段における価値観が違うと感じていることがわかりました。

隣の席から、明らかに直接話せばいいような内容をチャットで聞いてくる。煩わしいのでその場で口頭で回答すると嫌な顔をされる。(東京・40代・女性)

アルバイトで雇っていた学生が、開始10分前に「今日用事ができたので行けません」とLINEで送るだけでOKだと思っている。(福岡・30代・男性)

体調が悪いと電話ではなくLINEで簡単にすませようとする。「お大事に」と返すとスタンプでありがとうございますと送ってきた。(京都・40代・女性)

LINEやメール・チャットでの連絡が必ずしもNGというわけではなく、会社によってルールもあるとは思いますが、30歳以上のかたは、口頭や電話以外の連絡に違和感を感じることも多いようです。

ちなみに、連絡手段に関しては若手の皆さんからはこのような意見がありました。

  • 仕事上の重要なことをメールやメッセージではなく電話や口頭で伝えてくるため、後から振り返ったり残しておくことができない。(埼玉・20代・女性)社内の連絡ツールがあるのに口頭で伝えにくることがあり、伝達ミスがないようにするためのツールなのに理解していない。(鹿児島・30代・女性)

若手のかたの意見にも一理ありそうです。

若手は「打たれ弱い」という意見が2位でした。

上司に注意された翌日に辞めた。注意は厳しいものではなかった。(神奈川・30代・女性)

クレームを言われると打たれ弱く、落ち込むだけでなく「外の空気を吸ってきます」と言い残して中々戻ってこない。どうやら自宅に戻ってお風呂に入っていたらしい。(千葉・50代・女性)

「打たれ弱さ」がすさまじい。日報で「もうこの仕事向いてないのかな…」と書かれた時は、「日記じゃないぞ!」と思いましたが、「相手がパワハラと思ったらハラスメント」「叱る時は心を折らないように」と会社命令があるので…。(茨城・40代・男性)

注意する側も、辞められたりハラスメントにならないようにと苦労しているようですね。

「仕事よりプライベートを優先させる」ことも、先輩方は自分たちと価値観が違うと感じるようです。

部下に休日出勤の打診をしたら「明日ディズニーランド行くので無理です」と悪びれもなく言われました。(愛知・40代・女性)

趣味の漫画の発売日をカレンダーアプリに登録していて、発売日は休む。(香川・40代・男性))

新入社員の歓迎会を予定していたのに、家族の誕生日だからと欠席した新入社員がいた。入社早々に断る勇気がすごいと思った。(東京・30代・女性

若手の皆さんからは「何がいけないの?」という声も聞こえてきそうですが…。

価値観の違いを感じることの4位は「仕事中にスマホを触る」でした。

勤務中に暇だからと、他の仕事を探さずにスマホを触っている。(北海道・30代・女性)

車で営業してる時、助手席でずっとスマホで動画を見てる。上司が運転してるのに考えれない。(千葉・50代・男性)

業務時間にスマホで動画を見ているのは、さすがに会社のルール違反ではないでしょうか。

5位にランクインしたのは「電話をとる・掃除をするなどの雑務をしない」でした。

電話に出ないのは責任を負いたくないからだと思う。(愛知・50代・男性)

電話をとるのが苦手なようで、こちらが促してもあまり電話に出てくれない。(愛知・40代・女性)

雑務は業務内容に含まれていないと思っているので、注意してもやらない。(千葉・30代・男性)

ひと昔前に比べると、雇用契約や目標数字などが明確になっているためか、電話をとる・掃除をするといった仕事が業務として明確になっていなかったり、仕事の成果としてわかりにくいといった事情もあるのかもしれません。

ちなみに電話に関しては、こんな声もちらほら。

自宅に固定電話がなく、電話の使い方から教えないといけない。(兵庫・30代・女性)

電話・FAXや切手など使ったことがないので、使い方を教えないといけない。(愛知・40代・女性)

固定電話が自宅にない人もめずらしくない昨今。固定電話を使った経験がないのは仕方ないのかも!?

まだまだある!若手に感じる価値観の違い

その他、少数派ですが先輩からはこんな意見もありました。

  • あまり話をしてこないので、本音がわからない。(北海道・30代・女性)
  • 「新しい仕事を任せたい」と伝えると、「それは私の得意分野ではないので、私にやらせるのは効率が悪いです」と言われてビックリしました。成長のためにチャレンジしてほしかっただけなのに。(大阪・30代・女性)
  • がんばれ!と応援したら、そう言われるのが一番嫌だと逆ギレされた。(秋田・40代・女性)
  • こちらから話をふるまで話しかけてこないが、SNSでは人が変わったようにフレンドリーな文章を送ってくるのでびっくりする。(三重・40代・女性)

若手の言動に困惑する先輩方の姿が目に浮かびます…。

先輩に対して、ジェネレーションギャップを感じたことはありますか?

ここからは、若手からの反撃?です。まずは、39歳以下の社会人経験がある361人に職場の年上の人に対してジェネレーションギャップを感じたことがあるかを尋ねてみました。

若手も約8割が職場で年上の人とのジェネレーションギャップを感じていることがわかりました。

先輩と価値観が違うと感じるのは「セクハラ・パワハラ」が1位に

18~39歳の皆さんに、先輩と仕事をしていてジェネレーションギャップを感じるのはどんな時か聞いてみました。

1位は「セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動」となりました。

「生理痛で休むのは根性がないからだ」とか2人目を妊娠した先輩には「旦那との夜がよっぽど良いんだな」とか言っていた。「昔はこれくらい普通だった」はもう通じない。(愛知・20代・女性)

注意をするときにいちいち人格否定をしてくる。(茨城・20代・男性)

制服の話で男性の前でも平気で、「あなたは胸がないからSサイズでしょ」と言われた時は目が点になった。(埼玉・30代・女性)

前半でご紹介したように、先輩もセクハラ・パワハラには気を付けている様子なので、自分の言動は抵触しないと思っているのではないでしょうか。

なお、先輩の皆さんからはこんな声がありました。もしかすると冗談のつもりかも…。

  • 冗談を言っても冗談と捉えてくれず、真剣に悩んだりしているので気を付けないといけないと感じます。(岩手・40代・男性)
  • 若い人は、年上がいう冗談を真に受けがち。(東京・30代・女性)

2位は「飲み会が好き」で3人に1人が「ジェネレーションギャップを感じる」と答えました。また、TOP10には入らなかったものの、11位には「酒を飲みすぎる・泥酔する」もランクインしています。

飲み会をすればコミニュケーションが取れていると思っているところがズレている。(神奈川・30代・男性)

飲みの場で泥酔することが多く、周りの迷惑を考えずに大きな声を出したりする。(兵庫・30代・女性)

「飲み会」でこそ腹が割れて本音で話せる!とは若手は思っていないようですね。

「根性・ガッツで仕事をしようとする・させようとする」が3位に。

精神的に弱っている人や体調が悪い人に対して、「根性が足りない」「仕事で倒れるなら本望」といった言葉をかけていたが、自己犠牲や根性を求める考えは古い。(静岡・20代・女性)

仕事量が多すぎて精神的にやられてきたときに上司に相談すると、「彼女を作って癒してもらえ」や「君のボーナス上がるようにがんばるからそっちもがんばれ」のような根性論で言われて、そういうことじゃないんだよなぁとなった。(埼玉・20代・男性)

「大事なのは気合い!根性!お前には熱いものがないなぁ」と笑われます。(大阪・30代・女性)

体調を崩している人に対して根性論で説くのは、たしかに時代錯誤かも。

4位は「便利なツールを使わない・使えない」でした。

インターネット上で提出できる書類を、直接持っていくよう指示を受けた。往復2時間かかるので効率が悪い。(愛知・20代・女性)

歯医者に務めていますが40~50代の先輩は「電子カルテ」をろくに使えない。(埼玉・20代・女性)

ついつい慣れたアナログの方法にこだわってしまうのは、たしかに世代の違いと言えるかも。

「同じ話を平気でしてくる」が5位にランクインしました。

同じ話をし続ける先輩がいるのですが、自分で自分の話が理解できてないのかな?と少し心配になる。(静岡・30代・女性)

飲みにケーションだか何だか知らないけれど、飲みに行っても同じ話ばかりする。(東京・20代・男性)

人はどうして年齢を重ねると話がくどくなってしまうのでしょうか…。

まだまだある!先輩の謎な行動

若手が感じる、先輩との価値観の違いにはこんな声もありました。

  • 知らない言葉(チョベリグ、ガビーン、バッチグー)をよく使う。(東京・20代・女性)
  • その日の仕事が終わっているのにずっと職場に残り仕事をしている。早く帰ればいいのに。(宮城・20代・女性)雑談中にスマホのキャリアを聞いたのに機種を答えられて、どう訂正したら失礼じゃないか焦った。(福岡・30代・女性)ITスキルが低いです。ショートカットキーの存在を知らなかったり、印刷の仕方が分からない等、今までどのように仕事をしてきたのか謎。(東京・20代・女性)パソコンでデータを送っても、印刷して確認している。(大阪・30代・女性)

先輩の皆さんには、耳の痛い内容もあるのではないでしょうか。

でもやっぱり尊敬できる!先輩のここがすごいTOP10

とはいえ、やはり先輩だからこそのすごいところもあるはず。そこで18~39歳の皆さんに、先輩がすごいと思うところ、尊敬しているところなど、ポジティブな意味でのジェネレーションギャップを聞いてみると、続々と良い意見が!

先輩のすごいところの1位は「仕事に対する知識や経験値」でした。

お客様に「どんな商品か」と聞かれたりするが、自分は知らなかったり使ったこともなかったりする。先輩方に聞くと、自分の体験を踏まえてアドバイスしたり、商品がなくても似たものをご案内したり、経験が豊富だから接客の質が自分とは違っていて尊敬する。(神奈川・20代・女性)

これまでやってきた経験と知識では絶対に追いつかない。絶対に乗り切ろうとするプライドはすごい。(大阪・30代・男性)

仕事をしている先輩のかっこよさを、ちゃんと若手も見ているようです。

2位は「トラブルに対する対応力がすごい」でした。

とんでもないクレーマーがきても冷静に対処していて、その後の気持ちの切り替えもはやく、あんなふうに強い気持ちを持って仕事できるようになりたい。(秋田・20代・女性)

イレギュラーな案件が来たときに自分では考えが及ばなかった解決策を提示してくれる。とても頼りになる。(神奈川・20代・女性)

トラブル発生時、自分で問題を解決できるかどうかを問うてきて、「解決できない」と告げると対処可能なチームを編成し対処してくれた。(兵庫・30代・男性)

トラブルやクレームなどのピンチの時こそ、先輩たちの経験がものを言うのかも。

「メンタルの強さがすごい」が3位にランクイン。

良い意味で楽観的でストレスに強く、厳しい状況でも笑い飛ばせるところがすごい。(神奈川・20代・女性)

ミスしても凹まないところがすごい。(千葉・20代・男性)

私だったら辞めてるだろうな、と思うことがあっても「聞き流しておけばいいから、謝ってその場が収まれば大丈夫」とある意味、開き直りがすごい。(愛知・30代・女性)

若手に対して、気合い!根性!と言うだけあって(?)先輩方は心身ともにタフなようです。

4位は「仕事への熱意がすごい」でした。

毎日朝早くから夜遅くまで仕事をして、休日にも職場にいる。タダ働きに対しても文句を言わない。(東京・20代・女性)

会社のことを自分の会社のように思って、利益を考えながら仕事をしているのはすごいと思う。(北海道・30代・女性)

先輩方は仕事に熱い!

同率4位に「誰とでもすぐに仲良くなれる」が入りました。

よく会社の人や取引先の方々と飲み会をしているせいかいろいろな人と仲が良く、それで新しい仕事を取ってきたりもします。「人と楽しく会話する能力」「仲良くなる能力」は本当にすごい。(大阪・30代・女性)

暇な時間に話をしながら、周りの人をどんどん巻き込んで仕事をする。(埼玉・20代・女性)

年の功とも言える、コミュニケーション力の高さ!

先輩は、こんな姿もかっこいい!

その他、こんな意見もありました。

  • ミスをしても「でもこういう見方をしたらプラスだから」とか「これで次に生かせるね」と励ましつつポジティブにサポートしてくれるのが心強い。(富山・20代・女性)
  • 仕事で失敗して怖くなったとき「全力でやった結果の失敗は成長だ。何かあったときにケツを拭くのが俺らの仕事だから怖がらずやってこい」と言ってくれた。私もこんな上司になりたい。(愛知・20代・女性)
  • 七連勤しても、元気に出勤してきた。ものすごい体力。(東京・20代・男性)
  • 相談をすると、仕事を中断して話をちゃんと聞いてくれる。(滋賀・30代・男性)

実はひそかに尊敬しています!若手に対してすごいと思っていることTOP10

最後に、30歳以上の先輩がたに、若手に対して実はすごいと思っているところ・尊敬しているところなど、プラスの意味でジェネレーションギャップを感じることを聞いてみました

1位は「情報収集能力が高い」で、半数以上の52.9%が若手のすごさとして挙げました。

分からない事が出てくると、秒速でネット検索して答えを教えてくれる。(静岡・40代・女性)

何かを調べたりするときに、私はすぐにGoogle検索するのですが、若い人はSNS等を使って調べる。結果、ネット上のありきたりな情報だけではなく、様々な情報が入ってくる。(富山・40代・男性)

デジタルネイティブ世代は、検索だけでなくSNSでの情報収集能力にも長けているようです。

「プライベートの時間を大切にできること」が2位に選ばれました。

仕事とプライベートの自分をしっかり分けている。仕事で付き合う人には、プライベートな領域に踏み込ませない意思を感じる。(東京・50代・女性)

プライベートを大事にするため、バイトだけにのめり込む事がなく、逆にそれが羨ましく感じる。(東京・40代・男性)

仕事に人生を捧げてきた世代からすると、プライベート重視の行動は理解はし難いものの、本当は羨ましさもありそうですね。

若手のすごさ3位は「躊躇なく転職・退職をすること」でした。

この仕事は合わないと思ったら働いた期間が短くてもすぐに転職を考え、本当に転職してしまう勇気がすごい。(東京・30代・女性)

「3年は勤めろ」と言われ続けてきた私たち世代と違い、アルバイト感覚で辞めようと思うのがすごい。でも確かに早いほうがいい。(山梨・30代・女性)

仕事をなかなか辞めにくい上の世代。若い世代の身軽さがまぶしいのかも。

4位には「上司と気軽に話せるところ」がすごいとランクインしました。

私はタイミングを図ったり「お忙しいところすみません」と言わないと上司と話せないが、若い人は気さくに話しかけていて、愛嬌もある。(宮城・30代・女性)

敬語が使えない人が常に上司にタメ語で話して、最初は怒られていたが、タメ語で話し続けていた結果、上司が折れてタメ語でも良いと許可した。(神奈川・30代・女性)

上の立場の人に臆せず話せるのは、ひとつのスキルと言えそうです。

そして5位には「自分が若い時より仕事ができる」という意見が。

有名校と言われる大学から入社し、かなりの基礎技術(コミュニケーション能力、プレゼン能力等)があり、自分の若い頃と比べて尊敬できる所が多い。(兵庫・50代・男性)

勤務経験がない新卒でしたが、ビジネス英会話がきちんとできていて素晴らしかった。(京都・40代・女性)

できる若手のことは、先輩もちゃんと評価してくれているようです!

それぞれの長所を生かして働こう!

年齢差のある人に対してジェネレーションギャップがあるのは当たり前なのかもしれません。つい「今どきの若者は…」とか、「おじさん・おばさんは古臭い」とお互いに煙たがってしまいがちですが、今回の調査では年齢差があるからこその良さもたくさん見つかりました。

職場ではそれぞれの良いところを出し合って仕事ができるといいですね。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18歳以上の社会人経験がある男女
アンケート母数:男性188人・女性376人(合計564人)
実施日:2024年5月17日~2024年5月28日
調査実施主体:ミライのお仕事
調査会社:株式会社ネクストレベル