【年収・社会情勢】転職サービス「doda」、コロナ前後での「決定年収上昇率ランキング(業種版)」を発表 1位の総合商社は、コロナ前から決定年収が約10%上昇

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:喜多 恭子)は、「決定年収上昇率ランキング(業種版)」を発表します。本ランキングは、2019年1月~12月末と2021年1月~12月末までの間に「doda」経由で転職に成功した20~65歳の男女の、転職決定企業での決定年収※をもとに算出したものです。
※決定年収とは、転職を受入れる企業が採用決定時に個人に提示する年収のことを示します。

 【調査サマリー】
◆【業種大分類別】コロナ前後での決定年収上昇率ランキング(2019年と2021年比較)(p1.2.3)
・多くの業種大分類でコロナ前と比較し決定年収がアップ。全体平均では約3%の上昇。
コロナ禍で売上に影響した業種大分類でも、事業フェーズや採用ポジションの変化により
決定年収が増加。
・上昇率1位は「総合商社」で約10%上昇。歴史的な物価上昇による業績好調とDX人材の獲得が
背景に。
・2位「インターネット/広告/メディア」と、3位「IT/通信」は、求人ニーズの高まりに加え、
マネジメントや進行・管理など+αのスキルを持つ人材を求める企業が増え、決定年収は5%以上の
上昇。

◆【業種別】コロナ前後での決定年収上昇率ランキング(2019年と2021年比較)(p4.5.6)
・対象全83業種のうち約6割で決定年収が上昇。そのうち10%以上の上昇がみられたのは10業種。
・上昇率1位の「医療コンサルティング」は、医療機関からの経営コンサル需要の増加により、25%
以上アップ。
・2位「損害保険」では、アナログな仕組みを改革するためDX化の推進や新規事業拡大ができる人材の
採用に注力する企業が増えたため、決定年収が上昇。

コロナ前後で決定年収が上昇した4つの要因
① 事業運営上の体制立て直しのため、高い専門性を持った人材の採用を強化したため
② 業績好調で成長が見込める企業では、人員確保が急務となり提示金額を引き上げて採用したため
③ 企業が求めるポジションが、業務を遂行する「現場」から、「教育・管理」する側に変化したため
④ 求人ポジションの変化に伴い、転職決定者の平均年齢において30代や40代の比率が上がったため

■解説

業績好調の「総合商社」や採用急増の「インターネット系・IT通信」業界では+αのスキルが決定年収を上げる要因に。
「メディカル」業界のうち3つの業種で決定年収が10%以上アップした背景に、ミドル層の転職成功者の増加も。
アナログな仕組みが残る「損害保険」では、DXの推進と新規事業拡大に注目。
在宅勤務の浸透で、明暗が分かれたメーカーは業績が2極化。いずれも即戦力採用が加速。

 

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2022年3月14日 MarryArt 広報担当

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