【婚活・恋愛】初めての恋活、婚活では結婚を想定していた人が半数近く

タメニー株式会社(が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」(https://www.p-a.jp/)は、恋活・婚活におけるコミュニケーション促進等の観点から、愛知淑徳大学グローバル・コミュニケーション学部友池梨紗助教と共同研究を進めています。その一環として、20〜44歳の男女2,400人に対して、「恋活や婚活での出会い」に関するアンケート調査を実施しました。

<調査背景>
現在パートナーエージェントでは、「恋愛」をコミュニケーション学の観点から研究している愛知淑徳大学の友池梨紗助教と共同研究を進めています(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000533.000006313.html)。

「出会いがない」
恋人がほしい、結婚したいと思っている人の多くが感じていることです。
このとき、「出会いがない」の「出会い」が指すものは、学校や職場、趣味の場など、日常生活の中で偶然生じる「自然な出会い」であり、友人に紹介を頼んだりマッチングアプリに登録したりすることで自ら作り出す「積極的な出会い」ではありません。
日本では「自然な出会い」が理想とされる傾向にあるため、マッチングアプリに登録したり、婚活サイトにプロフィールを掲載したりすること自体に抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
ただ、いかなる恋愛関係も特定の相手とのコミュニケーションの上に成り立つものですから、何も行動せず待っているだけでは理想の相手にめぐり合うことは非常に難しいです。とりわけ学校や職場での恋愛を通しての結婚の割合が減少傾向にある現代では、自ら積極的に他者とコミュニケーションを図り、自ら「出会い」を作り出すことが求められます。
そこで、研究の一環として、今回は20~44歳の既に結婚している男女のうち「恋活や婚活をしたことがある」と回答した110人を対象に、現在の結婚相手との出会いのきっかけについて調査しました。

<調査結果サマリ>

  • 恋活婚活経験がある既婚者の半数以上が、恋活婚活サービスを利用して「夫や妻と出会った」
  • 友人や知人の紹介ならひとまず安心して会うことができる
  • 初めての恋活、婚活では結婚を想定していた人が半数近く
  • 4人に1人が「マッチングアプリ」は自分には合わなかった
  • マッチングアプリはメッセージのやりとりが面倒、友人や知人の紹介は断りづらいのがネック

■恋活婚活経験がある既婚者の半数以上が、恋活婚活サービスを利用して「夫や妻と出会った」

結婚相手と出会ったきっかけについて110人に聞いたところ82.7%が「恋活婚活で出会った」と回答しました。そこで「恋活や婚活で出会った」と回答した人の内訳を調べてみました。最も多かった出会いのきっかけは「友人または知人の紹介」(39.7%)でした。
また、恋活婚活サービスが出会いのきっかけと回答した人は、50.5%いるという結果となりました。
2010年頃から、日本でもマッチングアプリの利用者は徐々に増加しています。コロナ禍を経てさらにその需要は増しているため、今後さらに恋活婚活サービスがきっかけとなる人は増えていくのかもしれません。

■友人や知人の紹介ならひとまず安心して会うことができる

  • Q.結婚相手と出会うきっかけになった方法について、どんなポイントが交際につながったと思いますか?(n=110)※必須回答

先ほどの設問で聞いた結婚相手と出会うきっかけになった恋活や婚活方法について、その方法やサービスのどんなポイントが交際につながったと思うか聞いてみました。

最も多かった「友人または知人の紹介」では、知っている誰かを通じての紹介なら安心して出会うことができるという意見が多く見られました。また、ある程度知っている仲であればこそ、自分と相性の合いそうな相手を紹介してもらえるといった利点があるようです。
マッチングアプリではその手軽さに加えて、恋愛や結婚を目的とした出会いのため、その先に進みやすいというメリットが大きいようです。

【友人または知人の紹介】
・友人の紹介だったので年齢が近く、価値観が合ったこと(32歳・男性)
・家族からの紹介で、彼のことを知っている人を通じての出会いだったので安心だった(27歳・女性)
・親友の紹介だったので安心できた(28歳・女性)
・友人の紹介でした。呼んでくれた何人かのうちの1人で、初めは特に意識していなかったけれど話をするうちに気になるようになりました(31歳・女性)
・自分と性格の合う知り合いからお薦めしてもらったら、似た雰囲気の人だった(32歳・女性)
・友人の友人だから、ある程度は人柄の保証があると思っていた(37歳・女性)

【マッチングアプリ】
・見た目もプロフィールの文章もよかった(28歳・女性)
・お互いに恋愛に対して前向きな姿勢だったので、会いやすく、理解し合いやすかった(28歳・女性)
・相手の年収や年齢層が先に分かるところが便利(38歳・女性)

【合コン】
・お酒を飲んで気取らずに会話できたところ(41歳・男性)
・合コンは、1回で相手を見つけようと意気込まず、まずは友だちになって次の出会いに繋げようという気持ちで参加した。結果、あまり気を使わずに素に近い状態で接することができて、交際中も結婚してからもギャップが少なく、ストレスなく続いている(39歳・女性)

【婚活サイト】
・ある程度の価値観が事前に分かったのでうまくいった(35歳・男性)
・話が通じる上に、電話をしていたので相互理解が早かった。そのため付き合ってからプロポーズまでが2週間だった(29歳・女性)

■初めての恋活、婚活では結婚を想定していた人が半数近く

  • Q. 初めての恋活、または婚活をしたとき、どのような交際を考えていましたか(n=110)※必須回答

恋活や婚活とはいえ、気軽に会ったり出掛けたりできる友人を探す目的など、実際に交際したり結婚したりまでは想定していない人も中にはいるでしょう。初めて恋活や婚活をしたときに、お相手とはどこまでの関係を望んでいたかについて聞きました。

「1年以内に結婚を想定」していた人は20.9%、「3年以内に結婚を想定」していた人は25.5%、あわせて46.4%が3年以内の結婚を想定していたことが分かりました。
「結婚は考えていないけれど真剣な交際」を考えていた人は26.4%、食事をし、遊びに行く程度の「カジュアルな交際」を考えていた人は13.6%でした。

■4人に1人が「マッチングアプリ」は自分には合わなかった

  • Q. 自分に合わなかったと思う恋活・婚活方法について教えてください(n=110)※必須回答・複数回答可

反対に、自分には合わなかったと思う恋活・婚活方法について聞きました。

1位は「マッチングアプリ」で25.5%、2位は「友人または知人の紹介」で20.9%、3位は「合コン」で17.3%でした。
実際に結婚相手と出会えた恋活・婚活方法の1位「友人または知人の紹介」と2位「マッチングアプリ」がそれぞれ上位にランクインした結果となっています。マッチングアプリや友人知人の紹介は利用者、経験者が多い分、合わないと感じる人もまた多くいるのかもしれません。どんな方法でも、自分に合ったサービスを利用して恋活や婚活をすることが大切です。

■マッチングアプリはメッセージのやりとりが面倒、友人や知人の紹介は断りづらいのがネック

  • Q. 自分に合わなかった恋活、または婚活方法について、その理由を教えてください。(n=110)※必須回答

先ほどの設問にて聞いた自分に合わなかったと思う恋活・婚活方法について、その理由を答えてもらいました。

マッチングアプリでは、メッセージのやりとりが面倒だったという回答が圧倒的に多く見られました。こまめにやりとりをすることが苦手な人には向いていないのかもしれません。
友人または知人の紹介では、相手と合わなかったとき、上手くいかなかったときに断ることが難しいという意見がありました。
合コンや婚活パーティー、街コンなどでは、一度に複数の人に会ったり盛り上がったりすることが苦手な人にとって疲れてしまうことがあるようです。

【マッチングアプリ】
・マッチングアプリは遊びで使っている人ばかりだから(25歳・男性)
・複数の人と同時にやり取りすることに疲れた(33歳・男性)
・会うまでに時間がかかる(37歳・男性)
・実際に会ったことのない人とのメッセージのやりとりが面倒だった(29歳・女性)
・マッチングアプリは情報をいくらでも偽装できるので、会うまでのハードルは下がっても関係を築くハードルは高くなると感じた(33歳・女性)
・アプリでは相手の本当の姿を知ることが難しい(38歳・女性)
・初対面で会うのが怖かった(43歳・女性)

【友人または知人の紹介】
・後々が面倒くさいから(38歳・男性)
・友達のことを気にしてしまうから(29歳・女性)
・知人の紹介は、うまくいかなかったときに紹介してくれた人に気を遣う(30歳・女性)
・相手と合わないなと思っても断りづらい(34歳・女性)

【合コン】
・お酒を飲みすぎてそれどころじゃなくなる(28歳・男性)
・相手次第で友人関係が壊れそうになったり、相手のノリが悪かったりして疲れる(41歳・男性)
・盛り上げ上手ではなかったため(37歳・男性)
・周りに気を遣って喋れなくなるから(27歳・女性)
・一対一の方が合っている(36歳・女性)
・遊びで来ている人が多く、結婚したい人が来ているわけではない。その場限りが多かった(38歳・女性)

【婚活パーティー】
・ただただたくさんの人とのやりとりが忙しい(41歳・男性)
・数分で自分をプレゼンする力がないので難しい(29歳・女性)
・何人もの人と一度に会うと誰がなんだか分からなくなるから(32歳・女性)
・少しずつしか話せず選ぶ決め手もなかったので、よく分からないうちに終わってしまった(39歳・女性)
・婚活パーティーは容姿が綺麗な人が人気。雰囲気に圧倒されて自分を出せなかった(38歳・女性)

【街コン】
・同じ人と何度か出会ったことがある(32歳・女性)
・たくさんの人が参加していたわりに、婚活を目的に来ている人との出会いがなかった(30歳・女性)
・自分から話かけられないので色々苦労した(37歳・女性)

【相席系飲食店】
・相席系飲食店は初対面の人と会話を広げないとならないため、ハードルが少し高かった。また、恋活目当てじゃない人が多いのも原因(26歳・男性)
・食事をおごってもらうことが目当ての人しかいなかった(28歳・男性)
・誠実さに欠けそうな人が多く、自分とは性格が合わないタイプばかりだった(28歳・女性)

「結婚の前段階に当たる『交際』に関して悩みを抱える未婚者男女が増えていること」が一種の社会問題として取り上げられています。なかでも「恋愛交際の進め方がわからない」といった「恋愛交際のコミュニケーション」に関する悩みを抱える未婚者が多く存在することが内閣府の調査(※1)で示されています。
先日発表になった第16回出生動向基本調査においては、異性の交際相手と知り合うきっかけで職場経由が減少しSNSやアプリ等を介した出会いが増えていることがわかりました。現在「自然な出会い」は減少していますが、SNSでの出会いや婚活サービスなども増加し、出会いの数は増えています。
そのようななか、積極的に出会いを求めるうえで、コミュニケーションは必要不可欠です。しかしコミュニケーションの在り方が変化してきたことで、合う方法や合わない方法が自分ではわからないまま悩み続けてしまう人も多く存在しています。そのため、当社では愛知淑徳大学の友池梨紗助教と共同研究を進めています。

本研究を遂行することで恋人がほしい、結婚したいと考えている方々に知見を提供し、民間企業はもちろんのこと、政府や自治体がどのような支援を行えば人びとの恋愛交際を促進できるのかも明らかにしていきたいと考えております。
なお本研究は途中経過であり、研究成果については後日改めて発表させていただきます。

*1 内閣府(2014)「平成26年度『結婚・家族形成に関する意識調査』報告書」. https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/index.html(2021年8月25日最終閲覧).

調査方法: インターネット調査
調査対象: 20〜44歳既婚男女2,400名
調査機関: 自社調査
<調査1>
集計期間: 2022年7月21日~22日
有効回答数(サンプル数): 2,400名
<調査2>
集計期間: 2022年8月8日~9日
有効回答数(サンプル数): 110名
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合があります。

詳しくは(こちら)から!

2022年10月24日 MarryArt マリー アート 広報部

 

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